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ノートルダム寺院、観光への影響と、修復までに必要な時間は?火災の原因と起こった奇跡とは?

ノートルダム寺院で大火災が発生しましたね。

映画の中の世界のように、ツイッターなどでも、とてもショッキングな映像が流れています。

【AFP=時事】(更新、写真追加)パリ中心部にある観光名所ノートルダム寺院(Notre Dame Cathedral)で15日夕、大規模な火災が発生した。火災により同寺院の尖塔が崩壊。1000年近い歴史を持つ寺院とその貴重な芸術作品の数々の将来が危惧されている。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6320489

yahooニュースによると、4月15日夕方に大規模な火災が発生し、尖塔を支えていた、木造の構造に火がついたようで、尖塔が燃え落ちたようです。

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ノートルダム寺院の火事、原因は?

ノートルダム寺院火災 被害エリアと工事区域ノートルダム寺院全体図(火災影響エリア)

約樹齢800年のオークの木で作られた、尖塔屋根部分に火がつきました。

この『ノートルダムの鐘』でも有名な尖塔部分は、「オークの森」と呼ばれるほど、たくさんの木で作られてます。

今回の火災が大きくなってしまった原因の一つが、樹齢800年で乾燥していた木と、それが大量に屋根の構造として使われ、キャンプファイアーのように、93mも高く、組み合わされていたことで、火の回りが異常に早く、止められなかったようです。

1時間もかからずにあっという間に、尖塔屋根全体に燃え広が理、約3分の2が焼失したようです。

 同寺院の広報担当者はAFPに、火災は15日午後6時50分ごろ(日本時間16日午前1時50分ごろ)発生し、炎により屋根を支えていた木製構造物が破壊されていると語った。消防当局によると、火災は同寺院で行われていた修復作業と「関連している可能性」があるという。

火災の原因は現在もはっきりしていないのですが、普段火の気のない教会での火災ですので、現在行われていた、ノートルダム寺院の修復作業が「関連しているのではないか」と言われています。

 

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今回の火災は、イースター(4月21日)の直前の出来事であり、ツイッターを中心に、パリジャンを始め、フランス、ヨーロッパの人々が悲しみに暮れています。

セーヌ川から、先頭が崩れ落ちるようす見ているしかできない、パリジャンや、観光客は、その様子に、祈りを捧げたり、ただただ涙したそうです。

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ノートルダム寺院、観光への影響は?

 

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現在(2019年4月16日現在)消火に目処がついて、建物の目玉である、正面の2つのベル塔は、無事だったようです。

観光客や住人に対して、ノートルダム寺院のあるシテ島や、ノートルダム寺院周辺地域を避け、救急車両に道を譲るよう、現在も声かけを行なっています。

今後イースターや日本では、ゴールデンウィークを控えて、パリへ旅行へ行かれる方も多いと思いますが、今日現在、パリは、道路、地下鉄なども含め、混乱しているようです

毎年3200万人が訪れ、2017年には過去最高の3400万人が訪れたパリの中でも、ノートルダム寺院は、特に人気スポットで、毎年1300万人が訪れています。

パリジャンの心の拠り所であるだけでなく、世界中からの観光客を魅了してやまない、ノートルダム寺院の、一刻も早い修復が望まれますね。

ノートルダム寺院の奇跡!

 

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そんな大きな悲しいニュースの中、いくつかの奇跡がありました!

2019年4月11日に、数百年間、建物から出されたことがなかった、ノートルダム寺院内の16体の聖像が、修復のために、たまたま運び出されており、それらは全く無事でした。

また、消防隊員の勇敢な努力で、火の中から、芸術品が運び出され、ほとんどの歴史的に重要とされる絵画や芸術品も難を逃れました。

また、天井が焼けているにも関わらず、ノートルダム寺院内の十字架は火災を免れています。

神がかり的な力を感じずに入られませんね!

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ノートルダム寺院、修復までに必要な時間は?

 

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建物が古いことから、この火災が建物にどれくらいの影響を与えるかはわかっていません。

複雑な構造の尖塔の修復には、最低でも4年はかかるだろうと言われています。

上のイメージは、尖塔内部の写真で、この木の構造体が一気に燃えてしまったようです。

これらは、13,000本にも及ぶ屋根の木材から成っていて、入手そのものが難しい部材もあるとも伝えられています。

一刻も早い、ノートルダム寺院の修復と、パリ市民やフランス国民の、心の安らぎが取り戻せる日が来ることを祈るばかりです。

続報が入り次第、詳細をお伝えしたいと思います。

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