イタリア旅行で痛感するのが、晩御飯を食べるレストランの値段の高さだと思います。

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イタリア旅行先の晩御飯事情
イタリアのレストランのシステムは、日本のものと違い、テーブルに座ったら、一人2-3€をテーブル代として支払い、水も2-3€取られます。その時点で日本なら牛丼が食べられます。
さらに、イタリア人はピザは例外ですが、基本的には夕食はコース料理を頼みます。
フルコースとは行かなくても、普段でも
→アンティパスト(前菜)
→プリモ(1皿目 リゾットやラザニアとか)
→セコンド(2皿目 肉とか魚とか)
→ドルチェ(デザート)
→カフェ(エスプレッソ)
→グラッパ、リモンチェッロ(整腸酒)
という感じです。

食べられない場合で、アンティパストとセコンドのみにするとか、プリモとピザを取り、アンティパストとセコンドをやめるとか、皿の数は減らすことはありますが、一皿だけ頼むのは、あまりしません。
ツーリスト用のメニューで、一皿メニューというのを作っているレストランもあります。

この辺り、普通にコースを食べると
40-50€いくことも普通にありえてしまいます。
「そんなに食べないし、払いたくない!」
…..わかります。
イタリア旅行、超おすすめアペリティーボとは?

そんな場合におすすめが、アペリティーボというイタリアのシステムです。
これは本来、英語で言うところの「スターター」です。
アペリティーボでは、食前に軽いお酒を飲み、チーズやクラッカーといったつまみを食べるという風習です。
それが最近では、少し形が進化しています。
だいたい18時ごろから、
各バールやパン屋さん、生ハム屋さん、デパートなどで、「アペリティーボ」または「ハッピーアワー」という言い方で、店の前に看板が出ていることがあります。

そういったお店では、お酒を一杯注文すると、バーカウンターにある食べ物を好きに食べても良いというシステムが出来上がりました。
簡単な紙皿とプラスチック製のフォークなどが置いてあり、18時頃、バールを覗き込むと様々な場所で、バーカウンターに食べ物が山積みされている、アペリティーボを見かけます。
おつまみといっても、オリーブや、チーズだけではなく、オムレツとかパスタとか、パニーニ、リゾット、カルパッチョなど、ちゃんとした食事で、お腹が膨れるものが山ほどあります。
お酒代も1杯8−15ユーロ程度だけですので、「これで晩御飯終了!」というのが一番安く上がります。
しかもしっかり食べられます。
イタリア旅行、おすすめアペリティーボ、ミラノでは
ミラノの事例ですが、いくつかのお勧めをご紹介したいと思います。
Globe Restaurant and Lounge bar at Coin
Piazza Cinque Giornate 1 – 20129 Milano
https://www.instagram.com/p/Bs4AAayBqPK/?utm_source=ig_web_button_share_sheet
Coinデパートの8階で、毎日18:30から21:30までアペリティーボをやっています。
ドリンクのみの代金で、ピザやフォカッチャ、ハムや野菜など、簡単なバイキングが食べられます。
メインディッシュの魚かカキは、リーズナブルな料金を追加して食べることも可能です。
h club diana
Viale Piave, 42, 20129 Milano MI
https://www.hclub-diana.it/en/aperitivo
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シェラトン・ダイアナ・マジェスティックホテル内にあるラウンジの、アペリティーボです。
宿泊していなくても問題なく利用できますが、人気があるので予約をした方が良いです。
一人15ユーロの均一価格で、ホテルの用意したバイキングを楽しみながら、ワンドリンクがもらえます。
お得であること以上に、ミラノでも、格別おしゃれな空間で、夜を楽しむことができます。
一応ドレスコードはあるので、「スマートカジュアル」な感じで良いと思います。
La Prosciutteria Milano Brera
Corso Giuseppe Garibaldi 55, 20121 Milan
http://www.laprosciutteria.com/en/
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ミラノで大人気の生ハム屋さんです。10ユーロで、パンとチーズとハムが山のように出てきます。
ワインは別料金になっていますが、ハウスワイン一杯2.5ユーロなので、12.5ユーロで、本場のワインとパンとチーズとハムという夢のような世界が待っています。
イタリアのハムは、一度食べたら止まりませんよ。
ここは昼ごはんに食べに来ても、同じように安くておいしいハムやチーズを食べることもできます。
ミラノに限らず、それぞれの都市で、若者を中心にアペリティーボは人気があります。
高いことはまずないので、はしごする勢いで、初めてのバールでも飛び込んでみてもいいかもしれません。
旅行中、食べ過ぎてしまうことも多いと思います。
毎日レストランでフルコースではなくて、アペリティーボの日と、しっかり食べる日を分けて、体にも、お財布にも優しい、イタリア旅行を満喫してください。