ミラノ観光で是非おすすめしたいのが、ミラノから電車で一時間ほどにある、北部の湖水地方と呼ばれる、スイスとの国境近くの町々です。

ミラノやベネチアなどの、観光地からのアクセスが良く、特にミラノからだと、日帰りが十分に可能です。
イタリアのちょっと違った側面が見えます。
いつもと違うミラノの観光情報はこちらから。
ベネチアのおすすめ観光スポットはこちらに書いています。
Contents
ミラノ観光おすすめ、コモ湖とコモ市(Como)
ミラノ中央駅から北へキアッソ(Chiasso)方面へ電車で1時間ほどのところにあります。

コモ湖は日本からのツアーでも人気のスポットですが、コモ湖はイタリアとスイスをまたぎ、世界の王室やセレブたちがこぞって別荘を持つ、世界的な避暑地です。
ここの魅力は何と言ってもこの静かな湖と、他のイタリアの都市に比べて、夏が涼しく、過ごしやすいことにあります。
ジュリアス・シーザーも、コモを避暑地として利用していたと言われます。
地理的にも、半分スイスで半分イタリアという、湖面上に「国境」がある珍しい地理的要因があり、常に観光客やセレブたちで賑わっています。

コモの見どころといえば、コモ湖を見下ろす丘の上の町、ブルナーテ(Brunate)へ、フニコラーレ(ケーブルカー)で登り、そこから見える景色を、カフェを飲みながら楽しむことです。

もう一つは、コモから出発する、コモ湖に面する町々を巡る回遊フェリーがあるのですが、それに乗ってのコモ湖の遊覧です。
コモ湖に面する、美しい豪邸やホテルを、フェリーから眺めるだけでも、絵本の中の世界のようで、ため息が出ます。
回遊フェリールートおすすめは、コモ(Como)からコモ湖イタリア側先端の町、ベラッジオ(Bellagio)に向かい、ベラッジオ観光して、コモに戻るコースです。
こちらがコモ湖遊覧フェリー、オフィシャルサイトの時刻表です。(2019年1月現在)
日本語部分は、筆者が表の見方を説明している部分です。

引用:http://www.navigazionelaghi.it、日本語のコメントは筆者
コモ湖遊覧フェリーオフィシャルサイト時刻表:http://www.navigazionelaghi.it/doc/pdf/orari/como/NLC_Como_Colico_I2018_2019_sb.pdf
ミラノ観光おすすめ、ガルダ湖(Lago di Garda)
ガルダ湖は、イタリア最大の湖で、ミラノからヴェネツィア方面へ約1時間ほどの町、Desenzano(ディセンツァーノ)という駅から始まります。
この町自体も非常に魅力的で、ガルダ城や湖畔の散策など、一日ゆっくり過ごすことができます。

このガルダ湖沿いには、様々な町があり、それぞれミラネーゼの避暑地や、夏の海水浴場(淡水ですが)として地元っ子の人気スポットです。
シルミオーネ

ガルダ湖沿いの町々の中でも、湖の南の端に飛び出た形の半島の先にある、シルミオーネという町は必見です。
特にヨーロッパからの観光客やイタリア人からの人気がある町です。
この町は、紀元前から温泉保養地として有名で、いまだにヨーロッパ中からここへ湯治に訪れます。
ここシルミオーネには、ローマ時代の遺跡が比較的きれいな形で残っていて、そこをローマ人たちを想像しながら、散策するのも楽しみの一つです。
また、13世紀に建てられたスカラ家のお城が現存していて、歴史的にも要所であった、シルミオーネの魅力を目の当たりにすることができます。

このお城は半分湖の中に入り込んでいて、その姿は、おとぎ話に出てくるお姫様のお城そのもので、とても優雅で美しいお城です。
これらは是非見ていただきたいです。

また、温泉好きのMタローとしては、数少ない、誰でも入場可能な温泉施設の、アクアリア(Aquaria)のある、このシルミオーネは格別な場所です。
ただ、日本と違い、温泉入浴には、水着、ビーチサンダル、水泳帽(!)の着用が必須です。
売ってはいるのですが、高いので、このローマ人も愛した温泉を体験してみたい方は、日本から、水着とビーチサンダル、水泳帽を持って行くことをおすすめします。

イタリアの温泉は、まさに湯治で、病院や医者からの紹介や、病院に併設されていて許可がなくては入れない温泉も多く、意外と日本のように気軽に温泉に入れません。
このシルミオーネの温泉アクアリア(Aquaria)は、誰でも利用できる点で是非お勧めしたいです。
アクアリア(Aquaria)オフィシャルサイト
https://www.termedisirmione.com/en/aquaria
このシルミオーネの旧市街を散策して、美しいお城を見るだけでも、ゆったりとした時間を過ごせる町です。
また、旅行予定に余裕があれば、ここで一泊するのもおすすめです。

基本的には、ディセンツァーノから、バスでシルミオーネを目指すのが便利ですが、遊覧船で移動する手もあります。
ディセンツァーノからシルミオーネまで20分ほどのフェリーの旅になります。
バスに比べると、フェリーは本数が少ないので注意が必要です。
ただ、湖面から眺める町々も、とても趣があります。
シルミオーネ行きフェリーオフィシャルサイト
http://www.navigazionelaghi.it/
時刻表ページ
http://www.navigazionelaghi.it/doc/pdf/orari/garda/BATTELLI%20INVERNO%202018-2019.pdf
ミラノ観光おすすめ、マジョーレ湖(Lago di Maggiore)
ミラノから北のドモドッソラ(Domodossola)方面へ、電車で1時間ほどのところにあるストレーザ駅(Stresa)から、マジョーレ湖上の島にアクセスします。

イタリアでは、ガルダ湖に次いで2番目に大きい湖になります。
この湖に浮かぶ、ボッローメオ諸島と呼ばれる3つの島が、ストレーザからアクセスが可能です。
これらの美しい島は、夏季の期間だけオープンしていて、2019年に関しましては、3月22日からオープンになります。
3つの島は、
- ベッラ島(Isola Bella)
- ペスカトーリ島(Isola dei pescatori)
- マードレ島(Isola Madre)
からなり、どの島も美しいのですが、特にベッラ島(美しい島という意味です)は外せないです。
この諸島の名前にもなっている、交易路を監視することで財をなし、この地域の支配者となった、ボッローミオ家の宮殿と庭があります。

バロック様式の宮殿と、いくつもの段から構成されている、テラスガーデンを見学できます。
このガーデンには、白いクジャクが放し飼いされており、まさに天国のような景色を作り出しています。

また、宮殿内には、ボッローメオ家の絵画コレクション、130余が飾られています。
この宮殿で印象深い部屋としては、サラ・ディ・ナポレオーネ(ナポレオンの間)と呼ばれる部屋があり、1797年にナポレオン皇帝とその妻が過ごした部屋になります。

この島にはレストランやカフェも数軒あり、ゆっくりこの島を堪能することができるようになっています。
北イタリアの別の顔である、湖水地方の町々、ミラノ観光やヴェネツィア観光と合わせてぜひ訪れてみてくださいね!