フィレンツェ

フィレンツェ観光、おすすめ情報

イタリアの中でも、花の都と呼ばれ、その名に恥じない美しい町、フィレンツェ観光のオススメ情報をご紹介したいと思います。

フィレンツェ 一望

フィレンツェ(英語名フローレンス)は、どちらもラテン語の「florens」(花が咲く)から名付けられています。

「花の都」と呼ばれる所以ですね。

 

また、15世紀から17世紀初頭まで続いた、ルネサンス建築様式は、ここフィレンツェで生まれ花咲きました。

早速、フィレンツェの見どころを見ていきましょう。

スポンサーリンク

フィレンツェ観光、ドゥオモと広場

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

フィレンツェといえば、このドゥオモとクーポラ(ドーム)です。

いつも観光客で溢れる超人気スポットです。

フィレンツェ大聖堂

入場は無料ですが、入場には行列に並ぶ必要があります。

最近では、大聖堂側も混雑緩和に策を練っていて、比較的早く列が進むようになったようです。

クーポラに登って、大聖堂を見学する方法もあります。

詳細はこちらに書いています。

→フィレンツェのドゥオモ、入場のポイント!

ドゥオモ広場

ドゥオモの前には、サン・ジョバンニ洗礼堂があります。

ここの東側の扉は、その美しさのあまり「天国への門」とミケランジェロが呼んだことで有名です。

中の見学も可能です。(イースターとクリスマスを除く)

ジョットの鐘楼

414段の階段を登って、鐘楼の上に上がります。

フィレンツェの市内を上空から一望するならば、ここか、クーポラの上部に登ることになります。

エレベーターもないので、階段を登り切るしかありません。

大聖堂のクーポラを、大迫力で見られる場所ともいえます。

スポンサーリンク

フィレンツェ観光、名所みどころ

ミケランジェロ広場

よく勘違いされがちなのですが、この広場はミケランジェロが作ったわけではなくて、ミケランジェロの作品の複製を展示する広場として、19世紀に計画されました。

ミケランジェロ広場

この広場から眺めるフィレンツェの全景は、いつ行っても美しいです。

中心部から、徒歩でも登って行けますし、バス12番、または13番に乗っていくことも可能です。

シニョーリア広場

ヴェッキオ宮殿内部からこの美しい広場を見渡せます。

シニョーリア広場 ダビデ像

ここにはミケランジェロの代表作、ダビデ像がもともと設置されていました。

現在でもレプリカが設置されています。(現在、実物はアカデミア美術館にあります。)

ヴェッキオ橋

ヴェッキオ(古い)が示す通り、フィレンツェで最も古い橋になります。

アルノ川にかかる、フィレンツェを代表する観光スポットです。

ヴェッキオ橋

第二次世界大戦当時、全ての橋を壊して撤退していった、ドイツ軍が壊して行かなかった唯一の橋です。

あまりにも美しかったので壊せなかったんでしょうかね?

 

13世紀頃から、橋の上には商店が立ち並んでいたそうです。

肉屋や魚屋といった商店、なめし革の商店などは、当初並んでいたそうですが、あまりの悪臭に、16世紀に、金細工の店しか出店できないようになり、現在の姿になったそうです。

 

ちなみに、メディチ家が、ヴェッキオ宮殿から、ピッティ宮殿に引っ越した際に、ヴェッキオ宮殿やウフィツィ宮殿とピッティ宮の間を行き来ができるように「ヴァザーリの廊下」と呼ばれる、空中回廊を作りました。

 

ヴェッキオ橋の上にもその回廊が続いているのがわかります。

アーチの上の連装の小窓のある、2階部分ですね。

 

ヴェッキオ橋の真ん中にある胸像は、ベンヴェヌート・チェッリーニという、フィレンツェ出身の、彫刻家です。

後期ルネサンスのマニエリスムを代表し、金細工師出身ということで、橋の金細工職人達を始め、フィレンツェ市民に愛された芸術家です。

彼の半生はオペラにもなっています。

 

せっかくフィレンツェに行くならば、フィレンツェが舞台の映画、「インフェルノ」のロケ地情報もチェックしておきましょう!

スポンサーリンク

フィレンツェ見どころ、美術館

ウフィツィ美術館

イタリア全国で最も来場者の多い美術館です。

朝一番か、意外と16時以降、団体客が去ってからが、比較的空いている、穴場の時間だそうです。

ただ必ず入場したい場合は、朝一が間違いないです。

ウフィツィ美術館

ここの代表作は、幾つもありますが、

  • サンドロ・ボッティチェリ「ヴィーナス誕生」「プリマヴェーラ」
  • レオナルド・ダ・ヴィンチ:「受胎告知」
  • ラファエロ:「自画像」
  • ミケランジェロ:「聖家族」

カラヴァッジョレンブラントなどの作品も多く所蔵されています。

イタリアを代表する美術館です。

アカデミア美術館

ミケランジェロの若い時代の代表作である「ダビデ像」や、未完の「囚人像」があります。

このダビデ像は、フィレンツェ市民にとっては、特別な思いが込められていると言われます。

 

「ダビデ像」の題材は、旧約聖書「サムエル記」に登場する、少年ダビデが、敵対するペリシテ人最強の戦士ゴリアテとの決闘において、投石器で倒す話を元に製作されています。

 

この姿が、当時の支配者であった、強大なメディチ家への反抗心を市民はこの像に反映したそうです。

また、

  • ジャンボローニャの代表作「ザビニの女たちの略奪」
  • ボッティチェリの「海の聖母と子」

など見所は多いです。

 

またここには、オペラなどの愛好家にはたまらない楽器博物館もあります。

弦楽器のコレクションが豊富で、ピアノの発明のルーツやストラディバリのビオラなど、メディチ家の楽器コレクションが見学できます。

フィレンツェ中央市場がおすすめ

フィレンツェ中央市場

引用:https://www.visitflorence.com/

一年364日(8時から深夜まで)空いています。

1階がイタリア食材をブース毎に販売する市場

(7時から14時まで、土曜のみ17時まで、日曜休)

2階がフードコート(10時から24時まで毎日)です。

 

一階の市場では、チーズや生ハム、サラミを始め、パニーニやピザなど

イタリアの食卓に並ぶものは全て揃います。

 

ブースで買った食材を、その場に設置されたテーブルで食べることもできます。

 

一階には、ピッツェリアと簡易なレストランがあり、安い値段で食事ができます。

 

食の都トスカーナ地方の首都フィレンツェで、イタリア人の普段の食事を体験しましょう!

お土産を揃えるにもうってつけの場所です。

フィレンツェ美術館チケットの賢い買い方

フィレンツェカードの購入

引用:http://www.firenzecard.it/index.php?lang=en

72時間有効の、フィレンツェにある美術館のフリーパスです。

(ウフィツィ美術館やアカデミア美術館を含む)

 

一般:

85ユーロで、3日間フィレンツェに滞在する場合、便利なチケットです。

アカデミア美術館ではこのカードで、ガイドツアーにも参加できます。

 

7ユーロ追加することで72時間、バスとトラム乗り放題をつけることもできます。

 

気をつけたいのは、フィレンツェドゥオモ関係の美術館への入場の際、無料ではあるのですが、別途、入場パスを手に入れる必要があります。

また、このカードの予約では、クーポラ見学の時間予約できないので、クーポラ見学したい場合は、どちらにしても別途

「Il Grande Museo del Duomo共通券」

の購入が必要です。

 

この記事にフィレンツェドゥオモについて、詳しく書いてあります。

→フィレンツェのドゥオモ、入場のポイント!

フィレンツェカード以外の、優先入場の仕方

それぞれの美術館での優先入場券は、前売り券を購入することで優先入場が可能になります。

  • ウフィツィ美術館優先入場券(日本語サイトでの購入)

Voyagin(楽天グループ):2,407円(2019年1月現在価格)

  • アカデミア美術館

前売りチケット:16ユーロ(4ユーロ前売り券代、英語公式サイト)

http://www.accademia.org/buy-tickets/

  • ウフィツィ美術館、ピッティ宮殿、ボボリ庭園(英語公式サイト)

共通前売り券:38ユーロ(3月-10月)、

18ユーロ(11月ー2月)

https://www.uffizi.it/en/tickets

美術館で当日券の購入で入場の列に並ぶと、時間的に大きなロスが出ます。

 

イタリアの他の都市の観光のコツに関してはこちらを見てくださいね↓

→ローマ観光、地下鉄の路線図と乗り方

→ベネチア、ヴァポレットの路線図と乗りこなし方

可能な限り、フィレンツェカードや前売り券を入手して、時間を失って予定が狂わないように気をつけたいですね。

以上がフィレンツェ観光おすすめスポットでした。