海外旅行に行く時に、
主に保安検査場を通過した後の、
出発ゲート内には、
ビジネスクラスやファーストクラスの人向けの、
搭乗待合室(ビジネスクラスラウンジ)
があります。

シンガポール空港のビジネスクラスラウンジの様子
ゴールドカードを持っている人向けの、
「ゴールドカードラウンジ」
は知っている方も多いかと思いますが、
いわばその豪華版です。

引用:https://www.smbc-card.com/nyukai/platinum/ana/service/priority_pass.jsp
エコノミークラスでは、
縁のないビジネスクラスラウンジだったのですが、
それを覆して、
「エコノミークラスの搭乗者でも
ビジネスクラスラウンジが
使えるようにしたシステム」
が、プライオリティパスです。
詳しく見ていきましょう。
Contents
プライオリティパスとは何ぞや?
プライオリティパスとは、
プライオリティパス会員になり、
「航空券とプライオリティパス」
を提示することで、
空港内の特定のビジネスクラスラウンジ等が
使えるようになるサービスです。
ビジネスクラスラウンジの入り口に
プライオリティパスのロゴがある
ビジネスクラスラウンジの利用が可能です。

シンガポール空港でプライオリティパスが利用できるラウンジ
また、この時の航空券は、航空会社や、
行き先、座席のグレードに関係なく、
プライオリティパスを
持っていれば利用できます。
(国内線*や、LCCと呼ばれる格安航空各社の航空券でもOKです)
*国内線の場合、
国際線用保安検査場の後にあるものは、
アクセスができないので、利用できません。
プライオリティパスの入手方法
プライオリティパスには、
3種類の会員プランがあります。
価格は変更される可能性がありますので、
詳細はプライオリティパス
オフィシャルサイトでご確認ください。
(円は2019年1月現在のレート)
オフィシャルサイト
https://www.prioritypass.com/ja
プライオリティパス会員プラン

引用:https://www.prioritypass.com/ja/join/step2
スタンダード会員(年会費 99$:10,740円)
ラウンジ使用料 32$:3,470円/回
(同伴者も同額)
スタンダードプラス会員(年会費 299$:32,440円)
ラウンジ使用料 年10回まで利用無料、
11回目から32$:3,470円/回
(同伴者は1回目から32$:3,470円)
プレステージ会員(年会費 429$:46,540円)
利用回数無制限、無料
(同伴者 32$:3,470円/回)
会員プランの差は、
一年間のラウンジ使用回数制限の差だけです。
サービスされる内容や、
同伴者の追加料金や条件も同じです。
ここで朗報なのですが、
このプライオリティパスの年会費を
払わずに手に入れる方法があります。
プライオリティパスは、
上級クレジットカードの
付帯サービスとして
ついてくることがあるのです。

いわゆるブラックや
プラチナカードなどと呼ばれるカードです。
「クレジットカードの年会費の方が高いじゃん」
という言葉が聞こえてきそうですが、
待ってください。
上記の値段のプライオリティパスの
直接会員となるよりも、
上級クレジットカードの
年会費の方が安い場合があるのです。
つまり、プライオリティパスの年会費より
安いクレジットカードの年会費だけを払って、
プライオリティパスの正規会員と
同じ資格を手に入れる方法があるのです。
詳しくはこちらから
プライオリティパスで使えるラウンジはどんなもの?
そもそもラウンジですが、
大きく分けると、
国内を始め、海外の空港で見かける、
- 「各航空会社系ビジネスクラス、ファーストクラス用ラウンジ」
主に国内で見かける
- 「ゴールドカード付帯サービスのカードラウンジ」
一般の人も有料で使える
- 「空港ラウンジ」
の3種類が存在しています。
プライオリティパスが利用できるラウンジは、
日本国内では、
・ゴールドカードラウンジ(国内)
・一部のビジネスクラスラウンジ(世界中)
・一部のレストラン(関西空港)
があります。
このプライオリティパスを持つことで、
世界で1200箇所以上の
空港ビジネスラウンジ等の利用が可能になります。
航空会社系ビジネスクラス、ファーストクラスラウンジ
日本の航空会社系のラウンジは
装備はそれほど充実していないもの多いですが、
海外の最新ラウンジでは、
- アメニティ・タオル付きシャワー

- トイレ
- ビジネスセンター(無料コピーなど)
- 軽食無料サービス
(ホテルの朝食バイキングに近いです。航空会社によって、食事内容に大きな差があります)

ビジネスラウンジの軽食コーナーの様子
ビジネスラウンジの食事の一例(シンガポール空港)
- アルコールサービス
- ラウンジチェアや仮眠室
- 独自WIFIや電源
など、必要なものはなんでもある感じです。
日本やアメリカの空港のラウンジは
一般的に古くサービス内容が限定されていて、
アジアとヨーロッパの空港は
最新のラウンジであることが多いです。
プライオリティパスで利用できる
ラウンジは空港ごとに、
航空会社系ビジネスラウンジの
2-3箇所であることが多いです。
ゴールドカードラウンジ
各社ゴールドカード保持者への
付帯サービスとして、
日本全国の28の空港に
設置されているラウンジです。
基本的には、
- ラウンジソファ
- ソフトドリンク
- 専用WIFI、電源
- クラッカーやクッキー
などのサービスのみです。
利用時間制限等は特にないことが多いですが、
飛行機の時間の
アナウンスなどはしてくれないので、
自己責任で飛行機の搭乗時刻を
把握しておくことが必要です。
こちらのゴールドカードラウンジは、
プライオリティパスも使えるのですが、
パスを機械に通したり、
サインをしたり煩わしいことも
多いと思います。
別にゴールドカードをお持ちの場合、
そちらを使うことがおすすめです。
プライオリティパスがどのようなものか、
空港のラウンジとの関係も
ご理解いただけたかと思います。
空港にいる時間を有意義に過ごすことのできる、
プライオリティパスを
イタリア旅行前に
取得する価値は多いにありますよ。