イタリア旅行に行く際にぜひ気をつけておきたい、日本との違いをまとめてみました。
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イタリア旅行での注意点、病気や怪我は高額になること

イタリア旅行をしている時、ほとんどの方の場合は、大きな怪我や病気などになることもないかと思います。
ただ、運悪く、大きな怪我や病気などになった場合、日本とは違い、病院代や救護者(家族だけではなく、イタリアから介護してくれる医者や看護師費用等)を含む、すべての費用が自己負担になります。
Mタローも、一度激しい頭痛で、私立病院(日本人の医者)に診てもらったことがありますが、幸いひどい肩こりでした。(なんだそれは)
その時の見てもらった費用も、当時の価格で6万円ほど初診にかかった記憶があります。
(高い!とは思いましたが、安心料として納得しました。)
イタリアで具体的に支払われた、保険金の例が、JI傷害火災のデータにありましたので、参考に抜粋させていただきます。
保険金が支払われた過去事例
- 腹痛かと思い病院に行くと、卵巣嚢腫、6日間の入院。638万円
- ホテルの浴室内で滑って転倒、脛骨・腓骨骨折。11日間入院・手術。578万円
- 階段を踏み外して転げ落ちる。大腿骨頸部骨折、14日間入院。951万円
- 頭痛と咳が続き、救急搬送。肺炎、17日間入院。日本へは医師と看護婦がつきそう。1,003万円
- 道で転んで膝を強打、膝蓋骨骨折、7日間入院。477万円
普段から起こり得そうなことが多いですよね。

外国でそのようなことが起こると、どえらい費用が発生することがわかるかと思います。
イタリアでは、公立の病院と、私立の自由診療を行う病院とがあります。
Mタローがお世話になった、日本人開業医の方も自由診療に当たります。
公立の病院のメリットは、何と言っても安いことですが、そもそもイタリア語でやり取りをする必要があります。
あと一点、とにかく待たされます。
緊急であっても待たされます。
そういう意味では、旅行者にとってのハードルがとても高く、現実的とも言えません。
旅行者がイタリアでお世話になるのは、高額な自由診療になる、私立病院の方になります。
その代わり、綺麗な施設で安心して、治療に専念できます。
こういう点からも、旅行に行く場合は、海外旅行保険に加入することが必要になるんですね。
この海外旅行保険に、保険料を払わずに、保険に入る方法があります!
こちらを参考にしてください。↓
イタリア旅行注意点、治安
イタリアでの注意点のもう一つが、やはり治安かと思います。
特にスリは多いです。
強盗のように無理やりというのは、あまりありません。
日本ではあり得ないような、妊婦の人や、子供や老人などのスリがいます。
子供のスリは、大勢で何か喋りながら寄ってきて、ポケットに手を入れて、ポケット内のもの全て持って行かれます。

また、単独犯ではなく、注意を引く役と盗む役が別であることがほとんどです。
誰かが気を引こうとしているなと思ったら狙われているサインです、荷物に気をつけましょう。
弱者に化けて近寄ってきます。
子供だからとか、恵んで欲しそうだからとか、助けて欲しそうだからとか、ついつい構ってしまいますが、心を鬼にして、無視しましょう。
あとは、観光地で多いのですが、ミサンガを手につけてくる(または肩に置いてくる)外国人がいます。
「フリーフリー」と言ってくるのですが、腕につけさせるとまずお金をとられます。
1人と思っていたら、気がついたら囲まれているので、厄介です。
無視をする、肩に置いてきたら、「No」と言って払いのける、早足で目を合わせずに歩き抜ける、こう言った毅然とした行動をとりましょう。
曖昧な態度は付け込まれます、絶対ダメです。
イタリア旅行注意点、生活習慣の違い
お釣り
イタリア旅行で注意したいのが、イタリア人の生活習慣が挙げられます。

スーパーの会計で、小銭を減らそうと、42ユーロの買い物に対して、52ユーロ支払うと、とりあえず2ユーロをそのまま返してくれて、8ユーロを小銭でくれたりします。
こういったことは、可愛い気もするのですが、お釣りが結構信用できないことが多いです。
悪気はない場合も多いですが、色がちょっと似ている200ユーロの高額紙幣を、50ユーロ紙幣と間違えて、お釣りをくれたりすることが、過去にありました。
細かなお釣りなどもよく間違えます。
手のひらでお釣りを受け取って、後ろに人が並んでいようが、そのままその場で確認しましょう。
後から「おかしい」ことに気がついても、まず相手してもらえません。
また、イタリアでは、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロ札はあるのですが、ホテルなどの一括支払いや、銀行、郵便局以外では使わない方が良いです。
そもそもイタリア人があまり見慣れていないことと、お釣りが大きな額になるので、嫌がられたり、下手すると受け取りを拒否されます。
また、高額紙幣を持っていることがわかると、周りのスリなどからターゲットにされる可能性もあります。
使い勝手が良いのは20ユーロや50ユーロです。
あまり町の買い物で、高額紙幣を持たないようにしましょう。
トラブルになりやすいです。
イタリア時間
イタリアでは、時間にルーズなところとシビアなところがあります。
電車やバスといった、公共の乗り物の時刻が、あまり当てになりません。

流石にイタリア版新幹線である、フレッチャロッサは時刻を守りますが、いわゆるローカル電車は、あまりシビアな旅行予定スケジュールを立てると、まず予定通り行きません。
イタリアでは、ショーペロと呼ばれる、ストライキも多く、下手すると、一日ショーペロで電車が一切走らない日があったりします。
それも、事前のアナウンスが必ずしもなく、駅に行って、電車がこないなーと待っていると、「今日はショーペロだよ」と聞かされたりします。
そうなると、予定は一日ずれます。
この辺りは、慣れると面白くて、スイスへ遊びに行くと、スイスの電車とイタリアの電車は、つながっているのですが、ふしぎと電車の時間が、スイスに入ったとたんスイス時計そのもののように正確になります。
イタリアに戻ってくると、時間のルーズさから、「イタリアに帰ってきたな」と思うようになります。
チケットの時間刻印
あと、イタリアでバスやトラムや電車に乗る場合に、事前にチケットを購入するのですが、日本のようにチケットを購入しただけではダメで、
必ず、刻印をする機械に通さなければなりません。

引用:http://www.firenzetoday.it/
バスやトラムだと乗ってから、時刻を刻印する小さい機械があり、電車だと、乗る前に刻印する必要があります。
これをしておかないと、無賃乗車とみなされます。
Mタローもこれで一度、罰金を取られたことがあります。
悪気があったわけではなかったのですが、システムを知らなかったのです。
チケットを買えば良いものと思っていました。
言い訳は通用せず、旅行者だろうがなんだろうが、罰金をその場で支払う目にあいました。
ホテルの受付なども、気さくな人が多いのですが、パスポートの受け渡しが雑だったりします。
渡されたパスポートが、自分のでなかったことが一度あります。
しっかり確認しましょう。
あまり旅行中に郵便局や、警察に行くこともないかと思いますが、こういった場所では、あまり早く対応してくれないことが多いです。
郵便局も、警察も、人が大勢並んでいようが、窓口担当の人は、自分の休憩の時間になると、さっとシャッターを閉めてしまいます。(これが働く側としては、いい点ではあるのですが)
日本のサービスに慣れていると、ちょっと「えー」って思ってしまいます。
こういう場所に行く場合は、時間がかかることを覚悟していく必要があります。
また日曜日は、お店が閉まっていることがあります。
観光地のお土産やさんとかは、流石にあいていることが多いですが、ショッピングの予定が、日曜日の場合は、個人商店は特に閉まっていることが多いです。
開いていても、早く閉まりますので気をつけましょう。
日曜に教会へ行く、キリスト教ならではですね。
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