南イタリアの一つの特徴として、日差しの強さと不毛な石灰岩の地面から、夏はとても乾燥します。
この地域では、乾燥に強いオリーブやブドウや柑橘類がよく育ちます。

シチリア島 公園
これらの農作物が、南イタリアの特産品となっています。
お土産にも、この辺りの特徴がよく出ます。
Contents
南イタリアお土産おすすめ、リモンチェッロ
リモンチェッロとはこの地域で栽培される特産のレモンを使ったレモン・リキュールです。
レモンは特にシチリアの特産品として知られています。
ナポリの近く、カプリ島、ソレント、アマルフィ海岸がリモンチェッロでは有名です。
レモンの皮、砂糖、蒸留酒から作られます。
リモンチェッロは、イタリア屈指の観光地であるこれらの地域から、観光客によって
イタリア全土に広がりました。
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イタリアで人気のカプリ産リモンチェッロです。
アルコール度数が30度近くあり、キンキンに冷やしたものをショットグラスで、夕食後にきゅっと飲むのが一般的です。
イタリア人の友人的には「消化を助けるから」飲むそうです。
美味しいものに理由はいりませんけどね。
イタリア人からしたら邪道ですが、炭酸水で割って飲むのもとても美味しいです。
リモンチェッロで最高級のものは、カンパーニャ産特のアマルフィのレモンを使ったものだそうです。
イタリアで流通するレモンのほとんどはシチリア産ですが、カンパーニャ産のレモンを使ったものは、香りが違うそうです。
レモンの皮を使うので、農薬等を使っていないレモンを使う必要があります。
南イタリアではそれぞれの家庭で漬け込むそうです。
日本の梅酒に似ていますね。
南イタリアでも特に、アマルフィやカプリ、シチリアなどでは様々な可愛いボトルに入って売られています。
飲まなくても飾っておくだけで可愛いお土産です。
余分な添加物が入っていないものを選びましょう。
南イタリアお土産おすすめ、オリーブオイル
南イタリアは、最初に言いましたが、オリーブの一大産地です。
イタリア各地でオリーブオイルはありますが、南イタリアのものは、ワインと同様、それぞれの地域で特徴あるオリーブオイルがあります。
Monti Iblei DOP(Denominazione di origine protetta、産地限定)シチリア産
このシチリア産オリーブオイルは、Tonda lbleaというオリーブの品種を100%使用していて、フルーティな香りのするオリーブオイルです。
シチリアを代表するオリーブオイルです。
オリーブオイルのボトルにも色々デザインがあり、町ごとに特徴のあるオリーブオイルをお土産にするのもおすすめです。
特にお酒が苦手な方へのお土産として、重宝することと、小瓶の可愛いものも多いこと、免税範囲がないので、持って帰れるだけ持って帰れます。
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ただ、スーツケースが重くなるので気をつけましょうイタリアで人気のオリーブオイルですが、いざとなれば日本でも手に入ります。
割れにくいボトルは多いのですが、ボトルキャップが緩い時などもあるので、衣類などでくるんでビニール袋に入れ、スーツケースで持って帰ると安心です。
南イタリアお土産おすすめ、カルピーサ(CARPISA)のカバン
イタリア全土で購入が可能な、ナポリ生まれのかばん屋さんです。
値段もお手頃で、セール期間は結構大胆に値下げしてくるので、さらにお得にカバンが手に入ります。
可愛い亀のマークが特徴で、色とりどりのかわいいカバンが売っています。

引用:https://www.carpisa.it/es_es/small-unisex-hard-case-trolley-carpisa-gotechr/
帰りの荷物が増えて荷物が入りきれなくて「スーツケースがもう一つ必要になった!」といった場合に、このお店でとても手頃なスーツケースが手に入ります。
手提げバッグやバックパックなども、かなりお手頃です。
南イタリアお土産おすすめ、Gay-Odinのチョコレート
イタリアは全国的にチョコレートがおすすめですが、特に南イタリアではこのジェラテリアGay-Odinのチョコレートがおすすめです。

引用:https://www.gay-odin.it
ベスビオス火山の形のチョコレートや、小瓶に入ったナッツスプレッドなどもあり、お土産として、誰にでも渡せるおすすめ品です。
南イタリアお土産おすすめ、陶器の絵皿
南イタリアでパスタを食べると大抵、カラフルな色の可愛いお皿に盛られて出てきます。
この皿のほとんどが、アマルフィ海岸の端の町、ヴィエトリ・スル・マーレという町で生産されています。
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この町の中心部ではいたるとこで陶器が見られ、町を歩くだけでも楽しいです。
日本の信楽町のような陶器の町に感じが似ていて、陶器屋さんをはしごしながら、好きなものをゆっくり探すことができます。
この町には、お皿を作っている工房や、お皿のお店やさんが立ち並びます。
気に入ったお皿をお土産にするのもいいですね。
南イタリア各地のお土産やさんで、ここの陶器のお皿は手に入れることができます。
ただ、重さがあるので、あまりたくさんは持って帰れないと思います。
割れにくい上に、お店の方も大抵がっちり緩衝材を入れていくれるので、割れる心配はそこまではないのですが、かさばります。
南イタリアお土産、人気だけどこれはNG、肉加工品
人気だけど気をつけたいお土産
南イタリアは、サルシッチャ・ピカンテ(辛口サラミ)や生ハムといった、肉類のお土産でも有名です。
ただ、ハムやソーセージの日本への持ち込みには、イタリア政府機関が発行した検査証明書付きのものしか持ち込めません。
- 偶蹄類(牛や豚)
- 家禽(ニワトリ、七面鳥)
などは、口蹄疫や鳥インフルエンザなど疫病を持ち込んでしまう可能性があるので、持ち込みが非常に厳しいです。
日本の空港の手荷物引き取り場(ターンテーブルのあるところですね)にビーグル犬を連れた係員の人が巡回して、違法に持ち込みがないか調べています。
いちばんの問題は、空港の免税店に売られているサラミやハムでも、それらのほとんどが検査証がない状態で、販売員の方も知らないことがほとんどだそうです。
せっかく持って帰っても、日本の空港で没収されてしまっては、旅の思い出が台無しになりますよね。
これらの肉製品はお土産にしないように気をつけましょう。
どうしてもする場合には、検査証明書付きのものを探しましょう。
お手軽に手に入れる方法は、日本に直輸入されているものを買うのが間違い無いです。
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